熊野牛の評価と特徴をまとめてみました。
熊野牛は和歌山県のブランド和牛だよ。世界文化遺産の熊野古道は有名だけど、熊野牛の知名度はまだまだ低いんだ。
熊野牛の特徴
熊野牛の特徴や定義はこちら。
- 和歌山県内で生産されたブランド和牛
- 黒毛和種であること
- 出荷月齢が24ヶ月以上
- 飼育期間が12ヶ月以上(出荷月齢の半数)
- A3またはB3以上(肉質等級3以上、歩留等級B以上)
熊野牛は和歌山県内または認定委員会が指定する牧場で生産されたブランド和牛の総称です。2004年から牛肉のブランドとして取り扱われています。
日本食肉格付協会による枝肉格付がある場合は、A3またはB3以上が前提条件となり、枝肉格付がない場合は、認定委員会により肉質等が熊野牛にふさわしいことが確認されます。その上で適当であると認められたもののみが熊野牛のブランド名を使用可能です。
熊野牛の評価
熊野牛の評価はこちら。
- 肉質がきめ細やかで柔らかい
- 肉そのものの風味に優れている
- 甘味のある味わいと香ばしい香り
- 出荷数が少なく希少なブランド和牛
熊野牛は肉質がきめ細やかで柔らかい食感です。
十分な霜降りと繊維の細さから口当たりの良い仕上がりとなっています。肉そのものの風味に優れている特徴もあり、甘味のある味わいと焼いたときの香ばしい香りの良さが楽しめます。
近年は少しずつ出荷数が増えてきているものの、以前は年間200頭以下のことも多かった大変希少なブランド和牛です。
熊野牛の歴史
熊野牛は平安時代に京都から連れてこられた荷牛がルーツとされています。その後は農耕用の貴重な労働力として耕牛で活躍しました。
これを食肉用とするため、但馬牛の血統を取り入れて品種改良、紀州和歌山の豊かな自然と温暖な風土の中で育成し、全国でもトップクラスの肉質と風味を備えた黒毛和牛種になりました。
熊野牛は2004年に牛のブランドから牛肉のブランドに変更され、同年に世界遺産登録された熊野古道とともに、和歌山県を盛り上げています。
熊野牛の通販
熊野牛は日本三大和牛(近江牛、神戸牛など)や最高級の仙台牛に比べると、まだまだ知名度やブランド力は低く、通販やお取り寄せを行なっているお店は少ないです。
そんな中でも2019年7月にオンラインストアをリニューアルした「Meat Factory」さんは、地元和歌山で飲食店や生鮮市場も手掛ける食肉のプロフェッショナル。
贈答用の精肉セットから自宅用の加工食品まで豊富なラインナップが魅力です。メッセージカードや熨斗、風呂敷包装など、無料のギフトサービスも充実しています。